携帯文具:「ボールペン」を携帯する


 

ボールペンは、だいたいにおいて、胸ポケットなどにさして携帯しているものである。 あえて、「携帯文具」に取り上げたのは、見た目はアクセサリーであったり、使用するときに使いやすい長さに変形する、と言った携帯性を兼ね備えたものが何点か手元にあるからである。


  ピンバッチのボールペン  
  • ピンバッチのボールペン

    左の写真では、その大きさがあまりわかりにくいが、正直、あまりに小さく、文字を書く道具、とは言い難い。
    大きさについては、このページ最後で、携帯ボールペンを並べた写真を掲載しているので、そちらでこの商品の「小ささ」を確かめて頂きたい。
    このボールペンは、「携帯する道具」よりは、「アクセサリー」と言った方が正しい。しかし、きちんとボールペンのリフィル(替え芯)も売っているいたことから、使ってもらいたいのだろうか?

    この商品は、千葉県舞浜にある「イクスピアリ」内のロメオで購入した。
    (「ロメオ」は、現在は閉店している。)

    長さ=29[mm]
    直径=5[mm]

 

  ネクタイピン・ボールペン
 
  • ネクタイピン・ボールペン (STYLO PINCE)/CRAVATE

    一見すると、ボールペン(もしくは、万年筆)をデザインしたネクタイピンであるが、実は本物のボールペンになっているというもの。

    高畑さんからの頂き物。

    長さ=72[mm]
    直径=7[mm]

 

  ion(CROSS)
 
  • ion (CROSS)

    通常はペン先が本体に収納された状態だが、使用するときは、上下に伸ばすことで、ペン先が出てきて、文字が書ける状態に変形する。
    縮めると、ペン先が本体に収納されるようになっている。
    また、キャップについたリングにひもを通すことで、首から提げることもできるようになっている。
    ペン自体は、水性ボールペンである。

    長さ=97[mm](縮小時、キャップを含む)
    直径=17[mm]

 

  pico(LAMY)
 
  • pico (LAMY)

    通常は、ペン先が本体に収納された状態だが、使用するときは、頭をノックするとペン先が出てきて、文字が書ける状態に変形する。 もう一度深くノックすると、ペン先が本体に格納されると同時に、全体も小さくなる。 ペン自体は、水性ボールペンである。

    長さ=93[mm](縮小時)
    直径=12[mm]

 

  携帯ストラップ
携帯ストラップ
 
  • 携帯ストラップのボールペン

    携帯ストラップにも、ボールペンがつくようになった。 電話の最中に、急にメモを取りたいときには、重宝するだろう。
    携帯ストラップのボールペンが、「ボールペン」として機能するには、通常は、携帯電話などにぶら下がっており、必要なときにペンの部分だけが脱着できることである。 代表的な2点を挙げる。

    • 写真上:東急ハンズで入手した無地のもの(メーカー、製品名不明)
    • 写真下:penpod(ZEBRA)

    無地のもの
    長さ=88[mm](キャップ含む)
    直径=11[mm]

    penpod (ZEBRA)
    長さ=76[mm](縮小時)
    直径=13[mm]

 

  各ボールペン(収縮時)
各ボールペン
 

ここでは、6種類のボールペンを紹介した。

ファッション感覚で見ると、ピンバッチボールペンや、ネクタイピンボールペンは、おもしろいところであるが、実用性は今一歩といった感じである。

また、LAMY、CROSS といった海外製品を2点紹介したが、日本製でも、同様の機能を持ったボールペンは存在する(「はず」である)。

今、一般の人が、一番「携帯」しているのは、「携帯電話」であることから、携帯ストラップのボールペンは、重宝するものの一つあげられる。ゼブラの penpod は、リフィル(替え芯)も用意されていることから、十分実用性がある。

 
 
 
所長 どら 

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Last update: 2003/04/29

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