ルールカッター


 
KFR-A1

KFR-A1

KFR-A2

KFR-A2

KFRS-A

KFRS-A

KFRS-A

カッターの先端部分(パイロットガイド)

 
・製品名ルールカッター
・型番KFR-A1(\500)
KFR-A2(\800)
・替刃KFRS-A(\250)
・製造コンデ(株)
・販売パイロット万年筆(株)
・発売時期1974(昭和49)年から

定規を傷つけないパイロットガード付きのカッターである。

実は、このカッター、中に使用説明書がついているのである。使用説明書がついているカッターは、(箱の裏に書かれている注意書き以外には)見かけることはない。

このカッターの特徴は、次の3点。

  • 先端にパイロットガイドがついており、このガイドが定規にあたることで、定規を痛めずに紙を切ることができることができる
  • 刃自体が片刃
  • 折り角(刃先を折る時の角度)が32度と鋭角になっている
    (通常の刃の折り角は60度)

刃の内側は、楕円の穴(セットホール)が8個空いており、この穴が、刃を固定するためのガイドの役割を果たしている
そのため、当然ながら通常の替刃は使用できず、専用の替刃(KFRS-A)が用意されている。

KFR-A1とKFR-A2の最大の違いは、パイロットガイドの位置を調整可能であるか否かである。 つまり、KFR-A1 は廉価版という位置づけであり、パイロットガイドの位置調整はできない。
また、KFR-A1 は、右利きの人が刃を出そうとすると、他の一般的なカッターと違い、刃が上向きに出てくるため、一瞬躊躇するかも知れない。

なお、どちらの製品も、現在は販売されていない。そのため、本体、替刃は、文房具店の店頭などの流通在庫のみであり、入手は非常に困難である。
しかし、30度の折り角の刃を扱えるカッターとして、OLFA から細工カッター(品番:141B)が出ているため、ガイドはないものの代用として十分ではないだろうか。

KFR-A1、KFR-A2の本体は、それぞれ別々の文房具店の片隅にあったものを購入した。 替刃は、別の文房具店に残っていたものである。ただし、そのお店には替刃だけが残っており、なぜか本体はなかった。

2006/04/22 更新
以前から保有していた KFR-A1 を掲載するために、KFR-A2 も再撮影を行った。また、専用替刃の10ケース入りの箱も掲載した。

 
 
所長 どら 

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Last update: 2006/04/23

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