セット文具:チームデミ


 
チームデミ
チームデミ(本物)

類似品1
通称なんちゃってチームデミ(その1)

類似品2
通称なんちゃってチームデミ(その2)

TERM-DEMI PRACTICE
チームデミ・プラクティス

TERM-DEMI Musse
チームデミ・ミュゼ

 
・製品名/型番 チームデミ
・製造/販売PLUS
・発売時期1984(昭和59)年ころ
・サイズ(縦×横×厚さ[mm])85×118×36 (閉じた状態)

セット文具の雄、チームデミである。

今更、説明するほどのことでもないが、元々は、先に開発・販売されていたデミタス(DEMITASSE)という極小ステープラを利用した製品として登場したものである。
そして、発売されるやいなや、当時の OL の目にとまることとなり、大ヒットとなった製品である。
当然のことながら、このヒットにあやかろうと、多くの類似品が出回り、この研究所にも2つほど所蔵しているため、ついでに紹介することとした。

チーム・デミの基本構成は、はさみ、のり、ステープラ、カッター、メジャー、テープ、スケール、クリップケースである。 類似品もこの基本構成に準じている。

本物と類似品をこうして見比べてみると、外見上の違いは、各パーツにある"PLUS"のロゴの有無やプレートの違いくらいしかない。 (各パーツのレイアウトは、変更可能なので、外見上の違いとはしていない。)
しかし、ケースの作りや各パーツの使い勝手は、本物と比べるとかなり劣っており、「粗悪品」と言われても仕方ない。

この違いは、やはり「本物」には、かなわないと言うことなのか、それとも類似品を製造した会社の技術力の低さなのだろう。

このチームデミのあとに、さらにコンパクトした、チームデミ・プラクティス(2200円)も発売されている。

価格は、2800円(当時)。

2003/08/03 追記
チームデミ・プラクティスとチーミデミ・ミュゼの写真を追加。


・製品名/型番 チームデミ・プラクティス
・製造/販売PLUS
・発売時期1987(昭和62)年ころ
・サイズ(縦×横×厚さ[mm])72×98×28 (閉じた状態)

チーミデミの発売から約3年後に、チームデミ・プラクティスが発売された。
以前のチームデミに比べ、ケースはより小さくなっている。ケースは小さくなったが、中に収まっている道具類まで小さくなったわけではなく、ウレタンで道具を固定していた分が無くなっただけである。


・製品名/型番 チームデミ・ミュゼ
・製造/販売PLUS
・発売時期2001(昭和13)年12月
・サイズ(縦×横×厚さ[mm])115×122×26 (閉じた状態)

2001年12月に発売されたものである(価格:5000円)。
写真では、その大きさや質感がわかりにくいかも知れないが、過去のチームデミより高級感を出した作りとなっている。 過去のチームデミとの大きな違いは、質感以外にケースに収められ道具にも違いがある。
ボールペン、電卓、カッター、ハサミ、ステープラ、リムーバー、メジャー、小物入れが収められている。 それぞれ、使いやすいように以前のものよりも大きくなっている。また、カッターは、市販の替刃が使えるようになった。 そのため、その分全体の重量も増しており、オフィスなどのデスクワーク用として使うのが望ましく、持ち歩くには不向きである。

個人的には、プラクティスが気に入っているが、すでに販売終了しており、お店の在庫として残っていない限り、入手は困難である。

 
 

所長 どら 

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Last update: 2003/08/03

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