同様の製品に、カードサイズの文具やツールが流行した昭和６０年代に、MAX から「スタッカード」という製品がある。 こちらは、パンチとステープラが、別々の製品として販売されていた。
「カード・ホチキス　パンチ付」は、いわば、両方の機能を１つにしたものである。

パンチとして使用するのは、容易に想像出来るのだが、ステープラとなると、はて？と思うに違いない。
写真下と見ると、すぐにおわかりいただけると思うが、ステープル（針）の入ったマガジンを横に差し込むことで使用可能となる。

実際にパンチとステープラを試してみた。パンチの方は、全体がプラスチックであるため、穴の空き具合が若干雑である。
ステープラの方は、あまり硬い紙や枚数が多いと、マガジンとカードとの耐久性に不安を感じる。
いざ、というときの緊急用として使うのが妥当だろう。

それにしても、写真下のステープラとして使用する状態を見ると、その発想のおもしろさや、驚きというのは、やはりカード文具を集める醍醐味の一つである。